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カードローンの金利について考えてみよう 貸出しの起源等

貸出し利息の起源

お金を借りるという行為はかなり以前からあったようです。「目には目を歯には歯を」で有名なハンムラビ法典は、紀元前17世紀程に作られた古代バビロニアで作られた法律ですが、そこには貸出しの上限金利が示されていたと言われます。当時から既に麦や銀などの貸し借りが行われていたという事ですが、商人が一般市民に穀物を貸したりする時はこの法典に定められた上限金利を守らなければならなかったというのです。そしてその金利は20%が上限だったと言われます。

勿論そのハンムラビ法典の上限金利と現代社会の貸出し上限金利とを比べる事は出来ませんが、その時代に金融取引があって貸出しに上限金利を設けていたという事は驚きに値します。法律において貸出し上限金利を設定するという事は、取りも直さずその時代から金融取引に多くのトラブルが発生したと容易に想像できるからです。

借り入れ金利は状況によって全く違う事を理解しよう

お金を借りてその為に支払う借入利息は、低ければ低いに越した事はありません。しかし借入する時の金利はどこで借りても同じという訳ではありません。銀行と消費者金融では金利は勿論違うし、同じ銀行と名のつく所でもA銀行とB銀行にローンの金利は全然違います。極端な話同じ金融機関の同じ商品でも、借入する人の信用度合によって借り入れ金利が変わって来ます。

例えばAという消費者金融のカードローンの貸出し金利は4.7%~18%と金利に、かなりの幅があります。最高金利は最低金利の4倍近くの金利です。この借入金利の差は、簡単に言うと借主の信用に他なりません。この金融機関側から見て信用力のある人の借入金利は低く、逆に信用力の無い人は高い金利が設定されるのです。推測ですが、多分医師や弁護士などの融資に当たっては最低の4.7%の金利等が設定されるのではないかと考えられます。この借り入れ金利の幅を見て単純に不公平という事が出来るでしょうか?このA社の設定する貸出し金利の上限の18%は高いのでしょうか?それとも低いのでしょうか?

高度成長時代では、法で定める所の貸出し上限金利は100%を超えていました。サラリーマン金融や団地金融等と呼ばれ、最終的には自殺者の多発等多くのトラブルが発生して社会問題に迄発展しました。その金利に比べたらその18%の借り入れ金利は大変安いものです。しかしその反面銀行の住宅ローンの貸出し金利は今や変動金利で0.57%です。今後も下がって行く可能性さえまだあります。今現在の消費者金融のカードローンの金利を、数十年前の団地金融時代の貸出し金利や、担保のある銀行の住宅ローンの貸出し金利とを比べたりするのはかなり無理があるかもしれませんが、要するにお金を借りる時に支払う金利というのは、その時代によっても大きく違うし、勿論借り入れる金融機関の形態によっても、更に借入する人の信用状況によっても大きく異なってくるものなのです。

又日本という国における内外の経済事情にも大きく依存します。今の様な低金利時代には考えられませんが、バブルの全盛期にはこの国にも定期預金の金利が5%や6%の時代があったのです。しかし5%や6%の定期預金の金利は当時では大変低い金利でした。「そんな低い金利なんかには預けたら勿体ない」と言われたのです。当時は株式や不動産の価格がが大変な勢いで上昇していたので、6%の定期預金等は魅力のない金融商品でした。その代わり皆こぞってお金を借りて投資を行っていました。銀行から10%等の金利で融資を受けて株式投資をすると、その投資先の値上がり益で十分元が取れたからです。

貸出し金利は需要と供給によって決まる世界

借り入れ金利は(預金金利もですが)基本的に需要と供給によって決まります。先程の消費者金融A社の貸出し金利は、仮に弁護士であれば4.7%で借り入れできるかもしれませんが、その弁護士にとっては高すぎる金利かもしれません。であればその人は、その消費者金融からは借りずに、もっと低い金利で融資してくれる金融機関に足を運ぶ筈です。逆に複数の金融機関に融資を断られ続けた人が18%なら融資してくれると言われるのであれば、その人にとっては18%でもありがたい金利になります。

A社の貸出しの上限の金利18%は、借りる人がいるという需要があるからこそ存在しているのです。18%の金利に途法もなく割高感があって、更に同業他社の金融会社が上限金利を引き下げるというような戦略を取ってくると、A社もその金利を見直さざるを得ないのです。何度も言いますが借り入れ金利はその状況によって大きく変わって来ます。ですので借り入れをする様な状況になった時は、十分にその事を検討してから行うべきものなのです。