1. >
  2. >
  3. カードローンとは?意義と歴史と利便性を知る

カードローンとは?意義と歴史と利便性を知る

カードローンとはある一定の金額の範囲内で、繰り返し借り入れや返済が可能な融資商品です。いわゆる消費者金融の主力商品ですが、今では銀行や信用金庫等殆どの金融機関で普通に取り扱っています。今回はカードローンという商品について考えて見たいと思って少しその歴史をざっと調べてみる所から初めてみました。

カードローンの歴史

カードローンが最初に世に出回ったのはどうも1960年代頃で、大阪で今の大手消費者金融の前身が個人に対して貸付を行ったのが始まりの様です。当時銀行の個人に対する融資は、審査に時間を要したうえ担保や保証人等を条件にしていました。ですので無担保無保証で尚且つ短い審査期間で融資を行う消費者金融のカードローンは、一部のサラリーマンによって人気の商品となりました。団地住まいの主婦が多く利用していたことから「団地金融」とも呼ばれていた様です。

しかしその反面、カードローの多くは100%を超す金利であった為、返済に窮したサラリーマンが急増、更に自殺者の多増等によって、いわゆる「サラ金問題」として社会問題化していき、カードローンに対するイメージは社会的に悪化していきました。その後銀行が一般サラリーマンに対する融資、消費者ローンへの参入を本格的に始め、カードローンを取り扱う様になって行く過程で、徐々にそのイメージは回復し、金利も今現在では貸金業法の改正により、例えば100万円の借入であれば最高限度として15%迄に引き下げられ、安心して借り入れが出来るような今の形態になったのです。

カードローンの利便性

例えば教育ローンの申し込みに行くと、申し込み書類に必要な事項を書く上に申し込みに係る必要な書類の提出が必要です。本人確認資料や保険証、所得証明書や源泉徴収票等、他に子供の在席証明書や合格証等・・当然ですが色々必要になって来ます。一回の申し込みに対してそれがセットになっているのです。又再度ローンの申し込みに行くと又同じような書類が必要になるのです。

それに対してカードローンは、その最初の借り入れ申し込み時には上記の様な書類は必要ですが、一旦審査が承諾になって限度額の契約をしてしまえば、あとはその範囲内であれば何度も繰り返し借り入れが可能なものです。又、返済が進み借り入れ元本が減って行けばその減った分も又借り入れが可能です。

カードローンを他の融資商と比較した時の最大のポイントは、その使い勝手にあります。例えば既に持っている100万円15%のカードローンを40万円借り入れを起こして、5日後に全額完済した時の支払利息は40万円×15%×5日/365日=821円です。その都度金融機関に借り入れの申し込み等する必要は等なく通常はコンビニのATM等で完結出来ます

資金使途(=融資資金で何に使うのか)も、一部制限がありますが、どの金融機関のカー ドローンも基本的に自由です。生活資金に使おうが、他社の借金返済に使おうが、借主の自由です。

殆どの金融機関がカードローンを取り扱う訳

銀行の事業資金への融資の形態として、カードローンと似たようなものに「当座貸越」というものがあります。金額は数百万円から数億円と金額は大きいですが、基本的に企業と銀行とが借り入れ最高限度額について契約をして、その限度額以内であれば自由に使って良いとされる、カードローンと同じようなものです。企業はその「当座貸越」を利用する時は、例えば○月○日に借りた1,000万円は○月○日に入金予定の売上金で完済する、といったような綿密な計画を立てます。要は入金があり次第に直ぐ返済するのです。逆に言うと返すあても無いのに借りる事は決してありません。

銀行を含む殆どの金融機関がカードローンを取り扱っている理由は、大きな労力無しに利息が入ってくる事です。借主が簡単に借入を起こせるという事は、金融機関にとっても簡単に利息が入って来るという事で、何度も借り入れ申し込みを受け付ける手間暇も無く、黙っていても融資が発生するという、金融機関サイドにとても便利な融資商品だと言えるのです。銀行の主な収益は利息収入です。銀行は今現在は、金利引き下げ競争の激しい企業融資と比べ個人への融資は(住宅ローンは別として)、金利が高く設定できると考えており、カードローン等の商品開発にかなり力を入れています。

しかし昔と比べかなり利用しやすくなったとはいえ、どうしても気軽に借り入れが出来てしまうという商品設計は、昔のサラ金問題当時とあまり変わりありませんし、それがカードローンの本質なのです。ですのでもしカードローンを利用するのであれば、かなりの注意を持ってすべきなのです。